卒論焼くぞ

こんにちは。卒論を焼きにきました。

最近は寒くて参ってしまいますね。気が狂いそうです。

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Guanyin

幼児を抱き、また両脇に童子を従え巌座の上に座る観音です。全体的に彫りが太く曖昧な印象を受けます。宝髻の上から布を被り両肩に垂らしています。つり目で瞼は厚く腫れぼったく、厳しい雰囲気ですが、口角が少し上がっているためわずかに表情が和らいで見えます。

右手で幼児を支え、左手は下ろしています。抱かれた幼児は蓮華を持っているようです。髪型は向かって右の童子と同じです。右足を左腿の上に乗せ左脚を下ろす半跏倚坐の姿勢です。両脇には経箱を配し、その下に童子が2人立っています。向かって左の童子は宝珠を両手に捧げ、向かって右の童子は両手のひらを胸の前で合わせています。幼児・童子ともに唐子のような髪型で、天衣をかけています。観音の座る巌座の下には四爪の龍がいるようです。さらにその下には波のような表現がなされています。

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Guanyin

巌のうえに座る観音と童子です。観音は頭の上から布を被り両肩にかけています。顔は下膨れ気味で、目は少し吊っており、鼻と口は小さいです。胸には瓔珞を下げ、お腹のあたりで衣服の布をひとまとめにしています。右膝を立てて左膝を寝かせ、立てた右膝のうえに右手を置き、左手は巌に置いています。観音からみて左側に肘置きのようになっている巌に寄りかかるような姿勢です。座っている巌は穴がやや深めに彫られており、立体感、躍動感があります。向かって右側には童子が立っていて、髪型は唐子のように前髪だけで、胸の前で両手を合わせ、天衣を纏っています。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!また次回もよろしくお願いします。