卒論焼こう

こんにちは、卒論を焼きにきました。

早速今回の観音さんはこちら。

Guanyin

宝冠をつけ、その上から布を被った観音です。顔立ちは少し浅く、幼くも見える。目は少し釣り気味で、口元は小さく引き結ばれている。胸元には瓔珞がさげられているが、少し玉が大きく作りが荒い気もする。お腹のあたりで袴を止め、衣服をまとめている。両手のひらは上に向けられ、右手の上に左手を重ねている。足元は布に隠れてしまって見えない。巌に衣が垂れているが、彫りが荒く、よく言えば素朴であるが雰囲気は少し硬い。巌は彫りが浅く、あまり目立たない。

Figure of Seated Guanyin with Sutra Box

隣に経箱を配した観音である。髪型は真ん中で分けており、後ろ髪を二つに分けて肩に垂らしている。肩に垂れる髪はさらに結び目から三つに別れている。顔立ちは少し鼻が高いように感じられるが、顔の形的には幼く見える。口は小さく口角が少し上がっており優しげな表情をしている。胸元には瓔珞をつけている。袖が非常にたっぷりとしており足元は袖に隠れているが、右膝を立てて左膝を寝かせ、立てた右膝を両手で支えるようにしている姿勢である。座する巌は彫りが浅く、デザイン化されてしまっているようである。

今回もここまでお読みいただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。