卒論燃やす

こんにちは。卒論を焼きにきました。

ここしばらく卒論に触れていなくて、焦りからの連投です。イェーイ

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観音

頭の上から布を被り、右肩へと垂らしています。顔は写真の角度ゆえに少々見づらいですが、きりっとつり上がった目、高めの鼻、引き結ばれた口と凛々しい雰囲気のあるお顔立ちです。胸元に瓔珞を四重に下げ、衣服をお腹のあたりで纏めています。両手は欠損してしまっています。腰をひねって立っており、衣服がその動きに合わせて揺れている表現がなされています。ひざ下あたりにもアクセサリーのようなものが下げられています。足元には雲が立ち込めているようです。少し繊細さに欠けるような気もしますが、衣服の揺れ動く表現と同様に平面的でありながらもダイナミックさがあります。

 

それでは次にいきましょう。

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Madonna and Child

幼児を抱いた聖母像です。聖母も幼児もかなり強いパーマというか、螺髪のような長髪です。聖母の頭頂部はトンスラでしょうか、剃髪してあるのか何か載せているのか、丸く螺髪が無い部分があります。目はパッチリと開いていて、鼻は高く長いです。口角が少し上がっており優しげな笑みをたたえています。衣服は胸元が大きく開いており、おそらくお腹のあたりで帯を結んで垂らしているように見えます。袖は着物のように長く、右手で幼児のお尻を、左手で幼児の足を支えています。足元にいくにつれて彫りが浅くなるような印象です。足元の雲はかなり平面的で装飾性が高いです。また、聖母と幼児の西洋的な顔立ちとは対称に東洋的です。幼児は顔立ちがかなり男性らしいのですが、身体は赤子というなんともアンバランスな雰囲気に少し面白みがあります。両手には玉のようなものを持っているようです。

 

さて、今回もここまでお読みいただきありがとうございました。次回もがんボルゾイ